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やらない夫は弱虫のようです 第五十話 「父からの手紙・1」

180 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:05:44 ID:TnyGA8Uv
1320








                          『 我が子、リュカよ。



                       お前がこれを目にしているからには、



                        わしはすでに、この世になかろう。 』








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181 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:07:26 ID:TnyGA8Uv
1321









          |: : : ´"''",        "''"´ :l
            ',: : . . (    j    )   ./
      _/二L___: :.`ー-‐´`ー-‐′ /ハー、__                『 お前はいくつになったか? からだは丈夫か? 』
     /: : r':| r' ̄二ユ         ./ : ',: :: :: :\__
     : : : : | .| | /  ) `)        ./| : :.ヘ: :: :: :: :: :: :\__      『 満足に暮らせているか。 』
     : : : : |.ノ. ノ /  ⌒ヽ_    /. |: : : :ヘ: :: :: : : : : : : : .ハ
     : :: :: :\         ヽ- ´   .|: :、 : : \: :: :: : .i i: :/: ::ヘ     『 父は案ずる。 』
     : :: :: : l: `ー┬-、      ト、.  /: :: :\/: : : : {. レ /: :: : ヘ
     : : ┐|: :: :: :: :\)  7 ./iii入/|: :: :: :: :\: :: :: :V /: :: :: :: :}
     : : イ .|__/ ,へ/⌒\ ./iiii〈   /! : : : : : ::/: :: :: : V: :: :,イ: : :!    『 …こんな風に出会うことになってしまったが、お前には… 』
     イノ : : / /: :: :\_  ̄\ii}  |: :: :: :: :/----: : .| /ノ: :: :|







182 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:08:10 ID:TnyGA8Uv
1322








                                                  l    `ヽ             ヽ
                                                ゝ  , ヽ _  丿            \‐、-..、
                                              ヽ  ゝ ノ , ‐ ´              ソ:.:.:.:\
    『 ―――お前には、誰より幸福であってくれと願う… 。』       ヽ  ´                '    /:.:.:.:.:.:/\
                                              \            /   /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.ヽ、
                                               \          /  /:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
                                                 ヽ         /  /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
                                                  ヽ __  ィ   /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:













183 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:08:41 ID:TnyGA8Uv
1323













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184 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:09:21 ID:TnyGA8Uv
1324





                    _,,.. - 、 ,. ''" ニ=-
                  _,. -゙'" " ゙ " " " " ̄~゙'' - .,,
                  7i " " " " "  " " ヾ" ー゙ヽ
                  /,. " " " " " " " " " "i; 、 " ヽ
                  /,." " " " " " " " " " " i; 、" i              そうか…パパスの旦那は、
                 / " " " " " " " " " "" " i. ゙ ,
                 "7 " "  v v   ヘ、ヽヾヾ i i i\i               やはり…
                  l" " ノ / / i /  ヽ !_Aリ|ノ!'!'!
               _,,.、、ィ、Vノ゙-=-、、!/   _,.ゞ、、Yヘレ''-、、,, ) )
         _,,.、-‐''"´  /  i, ー==。=、_ッ‐‐ 、。==-' !!:::::::',:: 〃 `''‐ 、
     ,、‐''"´       /   ', `ー ,、''"  ヽ, `゙ミ,''‐-、,'′::::::!:(',;     ヽ     ┏
    ,/ ':,            ,'    l ':,,.、 '"    ヽ, \   ` 、 ヽ,:::: l _;;リ      ':,     俺はその日、ドゾフに、
      ヽ',          i   ,、 '"    、    \ ヽ,_  ヾ二二で)″      !
        ':,         ! ,r"  :.      ンー' 、  ゙! },,,ヽ,  ':、'、〉  //    l !    軽くだけど自分の十年を話していた。
     _    ',.        /     :.   /     !  ! !  ヽ ;ヘ  〃;/     l                           ┛
     ‐、ヽ   ',.     /        ン、、..,,,__,,.. -{ r/ l‐--‐' ゝー' 〃/      l
      ヽ ヽ. ',.   /        /,       `! __,'      f,'"_,, - ''    !
     ``' '- ミ、 !  /       / ':,         ゞ-'       i!´        l


.

185 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:09:57 ID:TnyGA8Uv
1325




            ┏
               ニセ太后を(そのついでに太后のとりまきも)倒した影響は、

               すぐに城中ばかりじゃなく、街、国全体にまで広がった。
                                                     ┛



                                _________ パタパタ
                                  │ 平和になったよ! │
                         |!____i| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                      ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄∧∧
                      /=ヘ/=‐::::::::::::::::/ / ハ   ∧
                     /‐= ヘ────ト /= ハ  / ヘ
⌒ゝ 〃⌒⌒ヽ_            /=‐  ヘ ロ ロ ロロ| /-‐=ハ /= ヘ
  `ー' ,-、_ノ⌒)         /____ヘ ロ   |/__ハ/=‐ ヘ
-‐~─'´ ‐-、 ⌒ゝ   ノ⌒)  ]二二ニ[     ]二二ニ[| ̄ ̄ | ∧
-‐~─'⌒ゝノ⌒ヽ、-~、ノ  ゝ  |ロ ロ ロ |      |ロロ ロロ|\....::::| /=ヘ
  /⌒ヽ、_     ,-‐--、 _   |′″  |=======:|゛,′   |  \ :|/=‐ヘ
_,,ノ"´ `゛ー-、\-─''"″ヽ゛` `ヽ| ″   |       |      |   |/__-ヘ __/⌒ヽ∧_,∧_
"´′     "ノ ヽ-‐' ′   `゛ ┌冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖冖¬¬ ´ `/=∨ハ`ー、_
         ",-\ ∧       |===============|====l\_/_ハ__ハ   '⌒
     ,ノミゝ     `/ ヘ-、__, |____ ェェ  ニコ  =‐  __」   : ‐- | |  |  ロ| ロ| '"
彡ゞノソヘ爻乂ヾゞノ从/=-ヘミノ从/:::::::::::""/|  ェェ ェェ   コ   冖 :i.    | |  |″'''| ,,'|
爻ノゞヽノノ个ゞゝソミ /=- ヘ彡∠___/::::;|::.         r==========ヘ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
^^~" ̄~~゙Fニニニニニニニニニニニi |     |  :;|:: ェ       /=-‐   == ハヘ  | ̄∧  | ̄∧=
      |       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∧| "'''| r=====ョ    /         ハヘ= | /Aヘ  | /Aヘ
从 ノゞ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∧   /ロヘ  :::| ||冂||冂||  /==   -  ‐-ハヘ レ'イ△ヘ レ'イ△ヘ
ノ爻ゞ /____  -‐  =/ロヘ  /ロ ロヘ  :| ||iロlliロ||  /-       ‐-  ハヘ=- ̄ ̄=-‐ ̄ ̄
ノゞヽ/\     \  -=/ロ ロヘ :/┌┐ |  :|:: ||iロlliロ|| /________ハヘ_______
ゝ'/    \=-   \  /=¬=ヘ/l .| ||: | // ̄ ̄ ̄[INN]   ┌┬┐    | ┌┬┐┌┬┐
/   []   \‐-   \|.   |_| |¬  //′″,,    | _ ...:::├┼┤    | ├┼┤├┼┤
  []   []  \     / ̄ /|__ ̄ "     / ̄ /|   :└┴┘    | └┴┘└┴┘
_______\__| ̄ ̄|/|  /        | ̄ ̄|/|________. |_______
    エコ     ュ   | ̄ ̄| ''|/  ′′  ''''  | ̄ ̄|| ̄ エコ ェェ      コ
匚]       エコ   ''|′″| │    =-      |    ||    匚 ]  エエ      エコ
               ェェコ |~  コ| │         =-   | ″ ||         ェ
               |    | │       ‐-   |    ||匚]    ′′       匚 ]
   エ コ   匚       |    | │            |    ||
_,,vy,、,_,,,,___,wv、,,_,,,,,|_ ,,_|,/ 二=     -‐  |_,,_ ||,,_ __ _,,vw_,,_ _,,,y从w,,_、、,,,__vy,,
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186 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:10:40 ID:TnyGA8Uv
1326




                 ┏
                    国王・皇太后を救出、

                    一時的に幼い国王の代理となったヘンリーは、
                                                ┛




                             / ̄ ̄ ̄\
                           / ─    ─ \
                          /  (●)  (●) ヽ
                          |    (__人__)    |
                          \   ` ⌒´  __,/
                          /            \
                          | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  トン
                        _(,,) 倉庫を開いて  (,,)_
                           /  | 食糧を配給しろ |  \
                          /   |_________」   \




                 ┏
                   倉庫にうなっている食糧を開放、

                   飢えている国民に配給させることをまず行った。
                                                 ┛

.

187 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:11:30 ID:TnyGA8Uv
1327




           ┏
             それでなくても乱れ切っていたラインハット国。

             正常な命令系統など残っておらず、ヘンリー曰く「事後処理」とかいうやつに、
                                                             ┛





         ___
      /ー  ー \     /'⌒ヽ
     (● ) (● ) \ ./   ヘ  ヽ
    / (__人__)       \   /  ヽ  ヽ_
    |   `⌒ ´         |  |    \___〉
    ヽ   /⌒i     /.  │             ┏
     \/.  ,r'._ ,,r'⌒ \   |               あっちに呼ばれたり、
     /   //ー\|    \  .|   __                        ┛
    i   ^ /.   (,        ,|  | ,r'゛
    ゝ、__,〆  .    ヽ    i.._、,r' ヽ,/ |
              \.   |\  ゙i |
                \  ヽ \._、,/
                 \ ゙ヽ
                   ヽ ^ゝ
                    \_|


                                                          _____
                                                 r⌒ヽ、   .  / ー  ー\
                                                / \  \. / ( ●) ( ●)
      ┏                                       _/ / ヽ   /     (__人__) \
        こっちに呼ばれたり、みたいに                   〈__/  . |  |       ` ⌒´   |
                                                   /  .\     i⌒\   /
        動き回って、国政の正常な機能を取り戻すために            /   / ⌒ヽ, _.ヽ  .\/
                                             .__   r  /     |/ー、\   \
        奔走した。                        ┛     "ヽ |  i,        ノ   .\^   i
                                              | ヽ./ ヽ、_../   /     .  ヽ、__ノ
                                              i /  //  ./
                                              ヽ、_./ ./  /
                                                  / /
                                                 ノ.^/
                                                 |_/


.

188 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:12:35 ID:TnyGA8Uv
1328




          ┏
            城ばかりでなく国を救った英雄、ヘンリーに、

            国を挙げて祝いを! 祭りを! ―――という声もあがったが、
                                                    ┛




           ____
          /     \
         ‐   ─     \       「 何トンチキなこといってんだお。」
        (  ( ●)     \
        (人__)         |     「 いま俺たちがしなければならないことは何だお? 」
        `⌒´         /
         `l          \
          l           \



                  ┏
                    と、当の本人が即座に却下。

                    しかし回りも諦めず声をかけ続けたらしい。
                                               ┛



            ____
         /      \         「 ま、確かに形式というものは必要だおね。 」
        ─   ─    \
       (●)  ( ●)      \      「 国の客としてリュカたちを呼んで、
       | (_人__)        |
        \` ⌒´       /       めでたいことを祝いたいというのもないわけじゃないし――――、
         / ー‐       ヽ
          /            `        ただし、事が落ち着いたらだお。                     」




                   ┏
                     渋々ながらもヘンリーは周りの声を受け入れた。
                                                   ┛


.

189 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/09(水) 23:13:47 ID:JZqKRxyU
遺言書でも「あの事」を隠し続けてるパパスさんって本当に秘密主義。


190 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:13:49 ID:TnyGA8Uv
1329




       ┏
         そんな訳で、俺たちは「その日」から、ラインハット国の客として扱われることになった。
                                                              ┛




            / ̄ ̄\
          / _ノ  ヽ、.\
          |  (●)(●);.|      ┏
           !  (__人__) |        しかし客といっても、俺たちは何もすることがない。
          , っ  `⌒´  |
          / ミ)       /         正直―――手持ち無沙汰だった。
         ./ ノゝ      /                                        ┛
         i レ'´      ヽ
         | |/|     | |




                ┏
                  と言って、当たり前だがヘンリーの邪魔をする気にはなれないし、
                                                         ┛




         / ̄ ̄\    γ⌒))⌒) ))
       /ノ( :::\:::/::::i  / ⊃    ゞ
     / ⌒( ●)::::( ●)\ ∩⌒)彡⌒)          「 いいか! なるべく早くに最低限やることを
     |      (__人__) 〃/ ノ
     |      |r┬-|   / / ))    γ⌒))⌒) ))   すませるから、「勝手に動くな」お!意味は判るおね!? 」
     \::::::;:::....  `ー'´  _/( ⌒)ミ⌒) _/ ⊃
     / _ ̄""   / \/ /    __ノノ  ))   「 ちっきしょーいくらやっても仕事が終わらねぇ! 」
     (___)    /      ))




            ┏
              俺の気持ちでも読まれたのか、ヘンリーに先手を打たれちゃったもんだから、

              俺たちはやっぱり動けないでいた。
                                                               ┛


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191 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:15:09 ID:TnyGA8Uv
1330




              ┏
                おかげで俺たちは今まで経験したことのないお城暮らし。
                                                   ┛




        ノヽ\/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ∨/
         〉 ヽ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i /く
        ゝ〆 l::::::::::::::::::::::::::::::i::i:::::::::::::::::::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l/´
          ゞ!::::::::::::::::::::::::::::::l:::l:::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
          {::::::::::iヽ丶:::::\:\::ヽ::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
          ,ヘ::::::l::::\::\::::\:i::::::::ハ:::::::::::::::::::: ハ::::::::::::::::::::::::::::::;'
          〈〃∨ヾ∨ \i \レヘ∧i:ヽヽ::リ::::::/:::::/::/::::::::::::::::::::/        「 なんでもお申し付けくださいまし。 」
          ∨( ミ   弋も夕ゝ   l \|ヽ!/∨/i/ 升:::::::::::::::::::::/
           ヽ }|ヽ   ´ ̄    ノ⌒ゝ∨rヤユtrュ,ノリ//:/:/
           i;\_{ \      /  i Υ `゙ヾセア 彡丿レ:/
          /:::::::::::!  ` ー - '   l  i       彳ィ/
          i: :. :::::::::!          ' ゝ  \ _ _ , イ/:i
   \      l: .::::::. ::::'、     丶、    ,       /:::::: : :ノヽ
    `\_   /:: :::::: : :〈 '.,         ̄      /ヘ:::::: : : ::: : :i
   _   `ー〈:::::::::::::: ::ノゝ\           /_,,,,,ヽ: : : ::::::: ::ト、
     ̄ ̄`ー 〉:::::::::::::i|;.;.;\. \       , イ //  ̄i: : :::::::::: :::::::\_
         (::::::::::::::/;.;.;.;.;:.\ ヽ、_ ,  '   |∠   /  ̄ \: : ::::::::::::::::::\
    ̄`ーー--/::::::::::::::ゝ;:;:;:;:;:;:;:;:;ヽ、_,,,、==彳|  /      iヽ: : : :::::::::::::::::ヽ




               ┏
                 ヘンリーが手配した(と思われる)召使いまで俺につく始末。
                                                      ┛

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192 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:16:12 ID:TnyGA8Uv
1331




          ,. - - 、
         〃´⌒V
         ||      /`ヽ ∧
         ij __ __  _i   i/  ヽ
       ,  ´         \ /     〉
     /           ヽ   /
    , '              ヽ く/´i       ハ    「 のびー。 」
.   / /   i、 、 ト、 、ヽーi  V|     , ' .丶
   レ1 ! i ∧\ \i \ \ー > ´ ヽ   ,. '´    ` 、
    レ'i iN○\i\j ○ \ \Y ー 〈 γ  ○  ー * ヽ
    /l |,,,.     ,,,,,,  rへ \~ ' ..! ゝ_‐----‐_つ  .}
   彡r'^cjゝ.__ __r‐ァ__r'^>`>へ  \ . 丶.. ___ _ ,, .. '
               `´~   `ー‐'



                  ┏
                    救国の英雄ヘンリーの連れの俺たちのせいか、

                    魔物といえども関係なく城の人たちは接してくれた。
                                                    ┛



                                               _,,.、、、、、.,,_
                                              /.:::::::::::::::::::..`ヽ、
      __ \      / __  「 くかー。 」                 / .:::::::::::::::::::::::::::::::. '、
    /    \>-―-</    ヽ                           | :::::::::::::::::::::::::::::::::,ヘ{ツ
    |        (‐)(‐)       |                           | ::::::::::::::::::::::::,ィゥ ノ j
     ⌒ ⌒ l |`v―v´| l ⌒ ⌒                          |::::::::::::::::::::::( |.!  ;{   「 出かけてくる。 」
         _ヽ`――´ノ _                               .|::::::::::::::::::rリ`l,〉   j}゙
        \Y  ̄|| ̄ Y/                               }:::::::::::::::ノ゙  l  /.
            ゙====                           ,xァ''ー'゙'`    '、 /
                                            / ー`¨`''''ー-- 、」゙'′_
                                           ''^ーァ 、_____  ̄ /
                                           `>'、,     '''"´ ̄ ̄_二ヽ、
                                           /           /    ヽ
                                            ,'        ,   /      ゙、
                                                   l /  __      !
                                                   l, l  く,_  、   |



                 ┏
                   なんていうか俺の仲間たちはのん気っていうか…

                   日がな何もしてなくても、あまり気にしてないみたいだった。
                                                       ┛

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193 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:17:42 ID:TnyGA8Uv
1332




        / ̄ ̄\          ┏
       / ヽ、_   \           おかげでなんだか気が急くのは俺ばかり。
     . ( (● ) ;  |
     . (人__)     |           事を為したのはヘンリー自身だし、別に俺たちは祝われる覚えはない。
     r-ヽ       |                                                      ┛
     (三) |       |    「 ……。 」
     > ノ        /
    /  / ヽ       /           ┏
   /  / へ>    <             ヘンリーの気持ちも、判らなくはないけど。
   |___ヽ  \/  )
       |\   /|             …しかし、いつまで待てというんだろう。
       |  \_/ |                                       ┛




                          _   _, -―:'⌒ヽ- 、_
                        /'⌒ヽ/: : : 一: : : :ー:-:、 :ヽ.
                       〈〈  , イ : : : : : : : : : : : : : : : \:`ー 、      「 いいじゃないですか。モグモグ
    r―――‐ 、                 >:'´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \:. :}
   └――‐ 、.ハ                /:/: : : : :/: : : / : : :ヽ: : : : : \ : ヽ;\     何もずっと待てと言われてる訳じゃ
         Vハ- ――― - 、   イ:/:/:/ /: : /: /l: :ヽ: : :\ : : : : ヽ:. :.',:. }
          / Vム        }  〃: :/: :/: : :| : : |: :| ヽ: : ヽ: : : ',:ヽ: : : :',:. :}:イ     ないんですから。ムグ、ゴクン      」
     r―-マ、  _____ , イj  | : /: :/: :/: :| : : |: :|  \ : ',: : : ,: :ヽ : : ',: jハ
     \   V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|  |:/l: :/:.://:.┼-、|: :|   ヽ:.',: : :|: : }: : : ∨:./
      .>-マ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|  j' :|/l: :,'イ: :,;rテミヽj     斗┼:┼: :| : : : ∨〉     ┏
.      〈   \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|     |:/: |: l:弋イハ      ィ㍍千ミl :|\: : :ヽ       一番しっかりしているピエールまで
       \   ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.: : |      レ!: :|: lハ ー '′    ヽ辷:ソ N  ハ: : : :\
        `r‐ く.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : |      ヽ:.|: l:ハ    ,        ,._., イ_ム : : : : ヽ     こんなことを言う。
        〈   \:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|  , -―‐-ヘ:jヽ:\ , - 、__,.--.、 /イ: イ; ; ; ', : : : : : }
         >、   ヽ :.:.:.:.:.:.: |.,∠ -== 、  \: :/       く ∧/; \; ; }ヽ : : : |    …こんな風にのんびりできるのは
        〈  ヽ _,ノ .:.:.:.:.:.: レ: . : . : . : . :ヽ  lY!      / ̄∨V{ ; ; ; |<  \: :|
         \   ヽ:.:.:.:.:.: /: : . : . : . : . :ハ |;|ヘ`ー -- く   ヽ.┴‐ 、;|; ; ヽ  j:./    彼女もスライム族だからだろうか?
          /ィー― '―┬个、: . : . : . /:..:.ハ |;| `=ニ二ニ}  /      \; ;| :|/                          ┛

                                                 ┌──────────────────┐
                                                 │※スライム族は気質的にかなりのんびり屋..│
                                                 └──────────────────┘


                 ┏
                   確かに、ピエールの言うとおり。

                   別に、ヘンリーにこの城に永住しろと言われてるわけじゃない。
                                                         ┛

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194 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:19:21 ID:TnyGA8Uv
1333




         / ̄ ̄\
       /   _ノ  \        ┏
       |  ; ( ー)(─          判っている。…だけど、
       |      (__人__)
    .   |        ノ          だけど。―――俺には早く動き出したい理由もあったんだ。
         |     ∩ ノ)                                              ┛
      /    / _ノ´
      (.  \ / ./   │
      \  “ /___|  |
    .    \/ ___ /




               ┏
                 ヘンリーの忙しさはしばらく続くだろう。

                 ―――だけど、俺は、そのヘンリーを待っていられない。
                                                    ┛




    l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
      i::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧:::i::::::::::::/::::::::::::::, ヘ
    !::::::::::::ハ;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://:::/::::::::: ノノ::::/:://) .)            「 リュカさま。 」
    ∨::::::::ヽヾ::::::i!∧:::::i:::!∨::|::////!:/!ノノ〃!ソハ )/ ./
     ∨::::::::∧\iレヘ\|ルヘ|i!/′彡""´`゙ヾ`/ i/ι /:!             「 ドゾフさまが、おいでになりました。 」
      \::::::ヾゝ彡≡=、 ゞ⌒ヘ        ′ ゝノ::::::ヽ、
        \!ゞヘ      ′ i   `  ー ‐ ´    ,':::::::::::::::::ノ
           ノ∧ _  , '  〈           /:::::::::::::::::人
          }::::∧        __     -     / |ヾ、::::::::::::::::ヽ
         〈::::::::::::`.、    ヽ     ノ      /  iゞ、i::::::::::::::::::ノ
          )::::::::::::::ノ\     `       / /;;;;;;;il_:::::::ヾ:::::ヘ        ___
       / ̄/::::::::::::::ヽ ̄ >      , ′/;;;;;;;;;;;;;il ノ:::::::ヽ:::::::}   / ̄ ̄     \
     /´ ̄ 〉::::::::::::::ノ ̄\li´ヽ>___.._'_,,/´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾゝ;;;;;;;;;;;;;;;ヽ_/           ノ
   /    (:::::::::::::::ヽ:.:.:.:.//ゝ;;;;;;;;;;;;; (_);;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//:.:.:.:.:.:.:.:〃 : : : : : : : :    //
   |      ):::::::::::::::):.:. 〃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//:.:.:.:.:.:.:.:. 〃: : : : : : :      ( /




                ┏
                  だけど、多分俺が勝手に動かないように

                  見張りも兼ねているだろう、召使いもいる…ヘンリーめ。
                                                       ┛

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195 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:20:53 ID:TnyGA8Uv
1334




                ┏
                  ヘンリーには言ってなかったのに、気づかれたのか。
                                                  ┛



   | _   /:: / /:::: /  /:::::::   :::::\   iヽ   i、
   r'´ l  |::: //::::` ソ.  /::::       ::::::ヽ  i,:::ヽ  i、
  i  .:::l   | :/、,_::  ノ :/::ヽ         ::::ヽ:  i,:::::ヽ  i、
  | ::::::l   | :ヽ、`フ/-、_ :::::ヽ        ,r:'::´、 :l:::::::::ヽ :l
  i  ::::::l  :|   ./、 弋ソ`ー、::ヽ     ,r'´:::_,:::rヽトー─-
  .i, :::::::l  |     ` ̄"''::::'::´:::.... .. ....;'::::'"´ '心'. l| _, r::'´
   ヽ :::::l  |       ::::::::::::''''   :: |::.''''::::` ̄"" ̄::::::::::::::
    ヽ ::::i |              :: |::::::..  :::::::::::::::::::::::::::::/
     `l 、_l l             :: |:::::::::..     ..:::::::::::/     「 退屈してるかと思ったら、
      |  ヽ.l            :: |::::::::::::..   ..:::::::::::::/
     /|  `|.              :: |::::::::::::::::.. ..::::::::::::::/        本当にその通りだとはな。 」
 .    / |   l'i         ..  :: |:::::::::::::::::::::::::::::::::/
 .  / , l   |:::ヽ.  ヽ,,,_    :::... :: |::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ
   /   | .l .|:::::ヽ     ̄''''' ー、:: |_:::::::::::::::::::::/  ヽ
 . /   |/| |::::::::ヽ       :::::`::´:   ̄´:::::::::/|    ヽ
 /    |::::::'|:::: ::::ヽ    ,,,,,,  ::::::::::::::::::::::::::/::::|    ヽ
      |::::::|::   :::::ヽ    ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::/::::::::|     ヽ




                ┏
                  そう思っていて―――ラインハットに滞在して十日。

                  ドゾフが俺を、訪ねてきたんだった。
                                                    ┛


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196 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:21:47 ID:TnyGA8Uv
1335





        ,.=,'´     ヽ::     " \
        / 〝         "" ヽ.
        |〝 〝      " "くヽ!
        |〝 〝,〝, 〟 、" " 、 ヽ
        |,〝 //! ∧  ト、" " ト、|     パパスの旦那といい、お前といい…。
        」 _r'7ヘ_j/   >、!‐ヽ"! .| !
        |「f.k━zxヽ /xz━ァ冫、! |       結構な目に遭ってきたんだな。
        ||ゞ| ` ̄ '"|.|ヽ ̄´/j〃ヽ!
         ゙=ヘ   、|」,   /=″
        /| ∧ ゙ ̄ ̄ ̄ /            ―――で、これからどうするんだ?
        / .l/ ヽ  <7 /ヽ.
       _/   \  ヽ.'/|  \          かたき討ちの旅に、出るのか?
     / |  /] |   ヽ' !    ∧
  _,.-‐'´  | / о|     |ヽ  / |`ー- 、
       |/    |\    / Y \」     \




           ┏
             そして少し話すこと、数時間弱。

             話題が切れることはなかったけれど、俺は自分から過去のことを話した。
                                                         ┛

            ┏
              ドゾフには伝えておきたかったんだ。父さ…親父のこと、俺のこと。
                                                       ┛




                                                            / ̄ ̄\
                                                         /  ヽ、_  \
                                                        (●)(● )   |
                                かたき討ち…は、必ずするけど。    (__人__)     |
                                                        (`⌒ ´     |
                                                    .     {           |
                                                         {        ノ
                                                          ヽ     ノ
                                                          ノ     ヽ
                                                          /      |

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197 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:22:51 ID:TnyGA8Uv
1336




     / ̄ ̄\
    / _ノ  ヽ、_ \
  . | ( ●)(● ) |     ……もう一つ、俺には目的があるんだ。
  . |  (__人__)  │
    |   `⌒ ´   |
  .  |           |
  .  ヽ       /      ┏
     ヽ      /         ―――親父のかたき討ちは、必ずいつか果たす。
     >     <
     |      |          だけど、俺にはもう一つ目的があった。
     |      |                                        ┛




              ┏
                    ヘンリーにもまだ、言えていない。

                  これからの俺の、旅の目的。この城から出、早く旅に出たい理由。
                                                          ┛




   . |      (__ノ、_)        
     |      ` ⌒ノ
   .  |         }           ……伝説の、『勇者』を探すって、いう。
   .  ヽ        }
       ヽ     ノ
      .>    <
      |     |
      |     |


.

198 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/09(水) 23:23:35 ID:JZqKRxyU
大陸に流されてからは怒涛の日々だったんだから少しはオラクルベリーで気を抜けばいいのに…

ところで阿部さんは何処へ行ったんだろう…


199 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:23:56 ID:TnyGA8Uv
1337




              、‐- 、 ,. -- _
            ,ゝ ̄ `  ′゙,∠.._
           /´ " " " ゙ ゙ ゙ .<`
           7 " " " " , ゙ ゙ ゙  、\
.          i " " " ゙,.ィ / \ ゙ ` ゙ \
          | " " ,ィ/‐l/、  ,ゞト、゙ 、゙ヽl
          | r=、 l.=。==._ ,。==ゞ ゙ N       …『伝説の勇者』…?
          | {にl l ` ̄  _ \´ハN
          ,l ヾ=lノ  __ ‘ ‐  ゝ          なんだ、そりゃ。
          l "/ ヽ. ∟..二ニ7/
          | ./  \   一 /
          l r‐┴ 、 \ ,イ
          '∠、   7i {ー 、
      _, ‐ '´    l  丿,ト ヽ、\             ┏
    /       ヽ '´く ヾ==| 〈lハ、_              俺の言葉に、ドゾフは聞き返してきた。
    /   ヽ\        ` ー\j /`' i `\ __
   / ,._ \ヽ l         V  _」 - ' ´ 、__ \       当然だと思う。俺も、ついこの前まで知らなかった。
  〈 |    \ ヽト、        j /    、\\\ヽ                                      ┛
   i |       \l '、\      / _ ,. - 、 ト、ヽ. l¨L|




                  ┏
                    ラインハットが平和だったなら、

                    俺も、すぐにヘンリーに言っていたと思う。
                                              ┛




                                                / ̄ ̄\
                                               /ノ  ヽ、_  \
                                              . (●)(● )   |
                      親父が…、サンタローズの村に、      . (人__)      |
                    手紙を残していたんだ。              |⌒´      |
                                                .  |        /
                    俺宛に。                       .  ヽ      /
                                                ヽ     /
                    ―――今は、人に預かってもらっている。   .>    <
                                                |     |
                                                |     |



               ┏
                 だけど、あんなヘンリーを前に、俺の事情を言うなんてできなかった。
                                                           ┛

.

200 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:25:13 ID:TnyGA8Uv
1338




      / ̄ ̄\
     /   _ノ  \
     |    ( ●)(●)     俺の母さんは…、昔…、
    . |     (__人__)
     |     ` ⌒´ノ     どうやら魔物にさらわれたらしいんだ。
    .  |         }      俺が…生まれてすぐに。
    .  ヽ        }
      ヽ     ノ
       .>    <
       |     |
       |     |




           ┏
             俺も、ヘンリーに協力したかった。

             だから、サンタローズの村の洞窟に入り…、手紙を見つけ、中身を見ても。

             その中身をヘンリーに伝えることは、できなかった。
                                                            ┛




        ,.=,'´     ヽ::     " \
         / 〝         "" ヽ.
         |〝 〝      " "くヽ!
         |〝 〝,〝, 〟 、" " 、 ヽ
         |,〝 //! ∧  ト、" " ト、|
         」 _r'7ヘ_j/   >、!‐ヽ"! .| !        …何だって?
         |「f.k━zxヽ /xz━ァ冫、! |
         ||ゞ| ` ̄ '"|.|ヽ ̄´/j〃ヽ!
         ゙=ヘ   、|」,   /=″
         /| ∧ ゙ ̄ ̄ ̄ /              ┏
         / .l/ ヽ  <7 /ヽ.                悪いと思った。
       _/   \  ヽ.'/|  \
      / |  /] |   ヽ' !    ∧                 いつも俺を心配してくれているヘンリーだから。
  _,.-‐'´  | / о|     |ヽ  / |`ー- 、
        |/    |\    / Y \」     \          だけど、だからこそ俺は言わなかった。
                                                                ┛

.

201 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:26:25 ID:TnyGA8Uv
1339




       / ̄ ̄\
     /   _ノ  \
     |   ( ●)(●)      俺の母さんは、…どうやら、魔界に通じる力を
    . |    (__人__)       持っていたらしいんだ。
      |     ` ⌒´ノ
    .  |         }         その力は、魔族が喉から手が出るほど欲しいものらしくて。
     .  ヽ        }
       ヽ     ノ        それを、母さんは知っていた。
       .>    <
       |     |         そして、それらから自分の村を守るために
       |     |         逃げて…親父と出会った。




              ┏
                手紙には、簡単な親父と母さんの出会いと、俺が生まれるまでの話と。
                                                            ┛




       / ̄ ̄\
     /    _ノ \
     |     ( ●) )        親父と母さんはあっという間に…そういう仲になって。
    . |      (__ノ、_)           俺を…身ごもったそうだよ。
      |      ` ⌒ノ
    .  |         }         ―――だけど、俺が生まれてすぐに、
     .  ヽ        }         魔族に追い付かれてしまったらしいんだ…。
      ヽ     ノ
       .>    <           親父はそれから、ずっと…母さんを探し続けて…
       |     |           叶わず、死んでしまったけど…。
       |     |




                   ┏
                     母さんがさらわれてからの親父の思いと―――、

                     俺への願いが、書き記されていた。
                                                     ┛

.

202 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:27:42 ID:TnyGA8Uv
1340




              ┏
                親父はサンタローズにいた、十年以上前に

                俺に対する手紙を書いて、洞窟の中に封印しておいた。
                                                    ┛



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             |  (__人__)   |
.             l  `⌒ ´   }
             ヽ      ./              『 この手紙を読むということは――― 』
            /:ヽ    .ノ,'ヽ、--、
        ,.-‐,ィ‐"/ゝ.ヽ.___ノゝ::::::::ヽ、:::ヽ.            『 幸福な、安穏な日常からお前を、
        //::_,、/,';;;;;;;゙;;;;;;;;;;;;;";;;;;|:゙、::::_::ゝ、ヽ.         修羅のちまたに追いやるものとなる。 』
       ノ:::i ̄//;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l::::/::::::::::::l:::゙i
      /:::: /::::`ヽ,';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|/:::::::::::::::l:::゙,         『 もし、お前に覚悟がなければ、この先は読まずに
      |:::::|::/::,ィ '";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙、::::::::::::::::/::::、       燃やしてしまえ。そして、わしのことなど忘れろ。 』
      l:::::;/:/:  :|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::::::l::::::゙,
      i::::/,': :  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l゙,::::::::::::::::ト::::::}       『 恥じることはない。人間、誰しも自分にあった丈の
      〉/,': :  :/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ヽ.::::::::::::::::ゞイ       生活をするのが正しいのだ。            』
     /::/ト: : : ヾ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙、ヽ::::::::イ::::::|
    .',::::゙、ヾ: :  :l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ:ヾ::::l::::::|        『 父は、お前に…自嘲や苦しみを、
     ',:::::l /: : :|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: :ヽ:::::|       負わせたいわけではないのだ。 』
     ',:://: : .ィ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : : \
     }/ }: : /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|: : : : 〉


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



                ┏
                  自分が死んだ後のことを想定した、

                  遺書のような、……十年も前に、そんな手紙を。
                                                ┛

.

203 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:29:01 ID:TnyGA8Uv
1341




                 ┏
                   親父は手紙を書いた時点で、判っていたんだろうか。
                                                   ┛






               『 リュカ。 ―――お前こそが、母の、父の。最後の希望なのだ。 』




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


                                             『 リュカ。伝説の勇者を探せ。
ヽ                        /           /   |ヽ
:::::`ヽ、                       !           丶_ / /     ―――天空の武器防具を装備できる、
_, ‐、:::::: ̄ )           | ̄ ̄ ‐ '─ !_               ノ ´      使いこなせることができる。
:::::::::::レ'  ̄            |::::::::::::::::::::::::::::::`‐ _        /
:::::::::::|              |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐、 _   /          それが勇者と呼ばれるものだ。    』
:::::::::/       __ _ -‐' ̄`‐- 、_::::::::::::::::::::::::::::`‐ <
:::::V        |::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐-、 _:::::::::::::::::::::::::::>
::::::〈       __|::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ _:::::::::::::::/           『 そしてできるなら、勇者と共に、戦え。
::::::::}_r──´ ̄::::|:::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐、/                  母さんを助け出してくれ。        』
::::::´::::::::ヽ:::::::::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::` ‐-、
::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::::::::::::::::\:::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ        『 父の代わりに―――もう、きっと
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|             傍にいてやれていないわしの代わりに。 』
、_______|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r‐‐::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
           |:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::: {:::::::::::-‐‐‐:::::::::::::::::::::::::/         『 できれば息子のお前に、そんなことは
_          l::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/                させたくはなかった。
::::::::`‐-、_     __ キ:::::::::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::: ̄ ̄ ̄ ̄`‐-、
:::::::::::::::::__ >-‐´::::::::ヽ:::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}           だが、―――もしわしのしていることを
:::::::::-‐´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/              お前が引き継いでくれるなら―――   』




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




                  『 きっとわしの生涯も、無駄ではなかったことになるはずだ… 』







       ┏
         自分がやろうとしていることが叶わず、息子の俺に託すことになるだろう、ってことが…。
                                                              ┛


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204 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:30:47 ID:TnyGA8Uv
1342




     / ̄ ̄\
   /    _ノ \
   |     ( ●) )      親父の最期の言葉も、 「生きて、母さんを」というものだった。
  . |      (__ノ、_)
    |      ` ⌒ノ       ―――だから俺は、親父の代わりに…
  .  |         }
  .  ヽ        }
     ヽ     ノ         母さんと、母さんを助けられる唯一の存在だっていう
     .>    <          『伝説の勇者』を探そうと思う。
     |     |                                              ほぉおう。初耳だお>
     |     |          当たり前だ、今はじめて話した…って、え?



              ┏
                ドゾフに話すのに気を取られていたのか、

                俺は途中で紛れ込んできた声にとっさに気付けなかった。
                                                    ┛




        /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
      /: : :             \
      /: : ┘└            \          てめぇコラ。サンタローズの洞窟でパパスの手紙が
   /: : : : ┐┌               \         あったなんて一言も言わなかったじゃねぇか。
   : : : : : : : :.._        _      \
   : : : : : : : ´⌒\,, ;、、、/⌒`        l       やっと抜け出して来てみたら俺に内緒のお話ですか。
   : : : : ::;;( ● )::::ノヽ::::::( ● );;:::    |
   : : : : : : ´"''",       "''"´       l        ┏
   : : : : : : . . (    j    )       /          気づいたらいつのまにか、
   \: : : : : : :.`ー-‐'´`ー-‐'′    /
   /ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\            ヘンリーが俺の向かいに座っていた。
   : : : : : : : : : :.``ー- -‐'"´        \                                  ┛
   : : : : . : : . : : .                   \


.

205 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:32:29 ID:TnyGA8Uv
1343




               ┏
                 しまった! 

                 ここ十日、まともに顔を見てないヘンリーだったから、油断していた。
                                                          ┛




                     γ ⌒⌒ヽ
 ヤメロ / ̄ ̄\           ( ( ヽ ) ノ
   /_ノ     \     (⌒) 三  ノ 从 ゝ             いくら俺が国の事で頭がいっぱいだったからって!
   ( ●)( ●)  ヽ   三/ | ニ  ____     (⌒)
  . | (__人__) u  }   |  |   /\   / ) し / |  ミ    あっ、そういえばお前、教会のシスタ―に何か預けてたな!
    | ` ⌒´    ノ     !   、 /(○ )::(○ )⌒\/ | ミ
  .  |         }    \./:::::::(_人_)::::::::  i'   |       てめぇ! 俺との間に隠し事はなしだって言ったはずだお!
  .  ヽ        }      |     )ww)     |  |
    ヽ     ノ   ヘ   \    `ー"      ノ        ああもう! 俺一人バカ見てたってこと!?ねぇ!
     /    く 、_/っ/      \         \
     |     \--一''           \
     |    |ヽ、二⌒)、          \




                ┏
                  それにもうヘンリーに面倒なことは考えてほしくなかったから、

                  言わなかったのに。
                                                         ┛


                ┏
                  これでもうおじゃんだ。…まったくしまったもんだった。
                                                   ┛


.

206 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:33:45 ID:TnyGA8Uv
1344




    ハナレロ / ̄ ̄\
      /_ノ     \
      (● )(● )  ヽ
      | (__人__) u  }                        ああもうこの怒りはそう簡単に収まりそうにないお!
      | ` ⌒´    ノ          ____      (⌒)
      .  |         }        r、 /\  / ) し    / |    パパスの手紙を見せやがれ。後なんかもう一つ
      .  ヽ        }         |:l1)○ )::(○ )⌒\/ |    預けてたなおまいさん、やたらでかいなんかを。
       ヽ     ノ         |` } )_人_)::::::::  /  |
       /       ` ー───´ `'ソノ )ゝ)     |   |     ちっきしょう、俺がぼんやりしてなかったら
       | |      ト-───--''〉  `ー´        ノ      突っ込んでたのに!
       | |      |    (⌒)  /     .    .  \




              ┏
                ほんとにこれが先日、救国の英雄と呼ばれた男の態度か。

                これじゃあまるでいつものヘンリ―とちっとも…、

                ってそうか。こっちが元々のヘンリーか。
                                                      ┛




        ___ マ オチツケ ナ?
       / ―\
     /ノヾ゙'( ●)\                  そんなこと言ってもサンタローズまでは
     | ( ●)   ⌒)\                 大人の足でも一週間はかかるぞ。急ぎでだ。
     |   (__ノ ̄   |
     \        _|____            お前、今この城から離れるわけにはいかないだろ?
        \     ;/(●)^ ヽ\;アガガガ
        \   ;/  (_  (●) \;         聞いたぞ。ラインハット国王と禅譲を望まれてるそうじゃねぇか。
         / ;/   mj |ヾ__)⌒::: ヾ;
        / ;|  〈` ノ-'´  u;  ノ;;
        |   ヽ / /       /;
        \     / ____/)
         /\_ノ (____/|




                  ┏
                    俺はとりあえずヘンリーを落ち着かせようとした。
                                                   ┛

.

207 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:35:13 ID:TnyGA8Uv
1345




                 ┏
                   あの召使いの女性が教えてくれたんだけど、

                   多分間違ってない情報のはずだった。
                                               ┛




     ___
    /―  ―\
  /  ●   ● \     「 兄上。―――わたしの代わりに、
  | ⊂⊃ (_,、_,) ⊂|      王になってください。        」
  ヽ         ィ‘




  γ::::::::::::::::::::::::::ヽ、
 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
γ:::::::::人::::人::人::::人::::::::ヽ     「 ええ。あなたこそが王に相応しい。
(:::::::::/ ─    ─ \:::::::)
\:/  (⌒)  (⌒)  \ノ      本来、あなたが国王になるはずだったのですから。
 |     (__人__)     |
 \    ` ⌒´     /       順序的にも、能力的にも。                   」
 /            /
 \       (__ノ



                 ┏
                   今は暫定的に主権を預かっているけれど、

                   国王と皇太后が位を譲りたがっているって。
                                               ┛


.

208 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:36:28 ID:TnyGA8Uv
1346




     |___ ジー
     |   \        あー。それなら断ったお。
     | ,_ \
     |  ( ●) \     今さら国王になんぞなる気はないし、
     |人__)⌒::::: |     無用な混乱を引き起こすきっかけを作る気はないお。
     |⌒´   /
    (⌒ー─' )




                  ┏
                    すねた子供みたいな顔をして俺をにらんでくるヘンリー。

                    ……この前のヘンリーが、嘘みたいに思えてくる。
                                                      ┛




     |___
     |  ⌒\
     | (@ )\       …いいこと、思いついちゃった♪
     |人__)⌒:::::\
     |┬-|     |
     |ー'´     /
    (⌒ー─' )




                     ┏
                       キモッ…じゃなくて、俺は軽く寒気がした。
                                                 ┛

209 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:37:56 ID:TnyGA8Uv
1347




                             ,イ
                           ,//,
                         _,//゙/,
                       _,/‐'´_/´ノ     ―――これを、使えばいいんだお♪
                     _,/‐'゙ツ‐'" _,/
                  _,/‐'´// _,-‐''"/
           ,.- 、   ,.-='.‐'シ''´,.イ'゙´_,.-ッ´
           ⌒l| _/ '´,.-チ-‐'´,/‐'"_,.イ´
           ,/,/|-‐''´,.-ぐ_,.-‐ッ-‐''´,/       ┏
         ,.,=、'゙/ (゙ー''"´_,.イ'´_,-'゙‐ォ‐''゙´          ヘンリーが俺の前に、
        ((___),!、 ゙i二二,゙ツ"゙,,.-'゙´
         ゞ´三ミ、'ー―‐'゙`´                道具を……って、え!!
        {|l!i○jl|;l}                                      ┛
         ゞミ三彡'
           ̄                      ┏
                                    キメラの翼!!

                                    俺は思わず、吐き出しそうになる。
                                                          ┛




                                 / ̄ ̄\
                   ハジメテミタ!!  ノし. u:    \.
                          /⌒`        '):
                            .:|   j        ):     __
                            :|   ^  、`    ノ::    /―  \
  これっ、貴重品の                  |  u;       }:   / (●)  \ヽ
  高価な魔法アイテムだよな!!      ヽ     ゚     }:   /(⌒   (●) |  うるさいお―。俺は王子だおー。
                              ヽ :j     ノ:   |   ̄ヽ__)   |    使える権力は使ってやるおー。
 おまっ、こんなっ、              /⌒ ゚   (´      ヽ       /
 簡単に使っていいと思ってんのか!   /  ゚ ~、 ,⌒\  ni777   /
                        / j(,   r  、゚  \ / .ノ   `\
                         /        ゝ   jヽ /    i  |
                          / :j     ゚  | \  /     .i  |
                          |         |:   \/|     |  |
                            |  ゚     :j  |:     |     u_)


.

210 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:38:55 ID:TnyGA8Uv
1348




           _,. -‐―‐-、)ヽ
          '´,> 〃   ノ `⌒ーz クスリ。
 ))        / 〃           ゝ
((        〃,/, 〃       __,ノしヘ
 ))       |〃/ ,〃 〃 ,、,、 、 ,ゝ  ヾ'|        お前さんたち、本当に仲のいいダチなんだな。
((         / /,〃 ,.ヘヽ_,ゝヘ{ ヾ ヾ |
 ))         l/ / ,.く  />‐。ァ ヽ'ト、ヾ' !
((             |/  >ヾ ̄´   |'ト||ヾ |
 <゙、_/゙ヽ       /         |l〃 ヾ|
 ノヽ し'(゙\   ∠-‐フ   _, / ヽ.ヾ'」         ┏
( ヽ.ノヽ>ノ .|       ` ̄匚,   /   ^ヽ.           そんな俺たちを見てドゾフが薄く笑った。
〈ヽ.ノ  /   .|        /  /  |   └、                                   ┛
 Y´ (   イ           '―ヘ         ヽ
  \ i   |         /  /       \
   L_   」        / ゝ , ──
    |    |




                 ┏
                   何処が!! 言い返そうとするけど、その前にドゾフは言った。
                                                          ┛




       _、‐-、, -‐z._
       > ` " " ′.<
      / " " " " ゙ ゙ ゙ ゙ \
      7 " " ",.",ィ バ ,゙ ゙ ヾ       r‐ ' _ノ
      ! " " /-Kl/ Vlバ.N     _ ) (_       ヘンリー殿下は馬鹿なお方じゃないってことは
      | "n l =。== _ ,≦ハ!      (⊂ニニ⊃)      お前が一番よく知ってるだろ。
      |."しl|  ̄ ,._ ∨       `二⊃ノ
      | " ゙ハ  ー--7′       ((  ̄         …そんな高価なものを使ってでも見たい、知りたい
     r'ニニヽ._\. ¨/           ;;           っていってるんじゃないか。
    r':ニニ:_`ー三`:く._           [l、
   /: : : : : : :`,ニ、: :_:_;>      /,ィつ
.   /: : : : : : : : / : : : ヽ\     ,∠∠Z'_つ         ―――そこら辺を、汲んでやれよ、リュカ。
  | : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.   / .r─-'-っ
.   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''" ̄: : :l: : : :l   /  ):::厂 ´
   |:.:.:.:.::.:.:.:l -─-: : /:_:_:_:_l / ̄`Y´
.   |:.:.::.:.::.::l.__: : : :/::: : : : :l/⌒ヽ: :〉
   |::.:::.::.::l: : : : : : /:::: : : : : |: : : : ゙/


.

211 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:40:12 ID:TnyGA8Uv
1349




      / ̄ ̄\
    /    _ノ \
    |     ( ●) )        ┏
   . |      (__ノ、_)          参った。ドゾフに言われると弱い。
     |      ` ⌒ノ  っ
   .  |         }           ―――確かに、俺も隠し事をしていた弱みがあるし、
   .  ヽ        }                                            ┛
      ヽ     ノ
      .>    <
      |     |
      |     |




              ┏
                キメラの翼なら、すぐにサンタローズの村に戻れるだろうし、

                帰ってこれるだろう。
                                                     ┛



              ┏
                ―――それに…俺はこれ以上ラインハットにいる理由がない。
                                                      ┛




.

212 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:41:18 ID:TnyGA8Uv
1350



        / ̄ ̄\
       / ヽ、_   \
     . ( (ー ) ;   |        判ったよ。
     . (人__)      |
     r-ヽ         |        じゃあ、サンタローズの村に戻ろう。
     (三) |        |
     > ノ       /
    /  / ヽ     /          ―――仲間たちも、連れてくけどいいよな。
   /  / へ>    <
   |___ヽ  \/  )
       |\   /|
       |  \_/ |


                                               ____
                                              /^  ⌒  \
                              ん? ・・・ああ、     (●)  (● )   \
                                            /⌒(__人_)⌒::::::  \
                              もちろんだお!    |   |-┬r|       |
                                            \  `'ー`        /



.

213 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:42:12 ID:TnyGA8Uv
1351




                        _ __
                       _l>'┴┴〃、 ̄`
.                   ry'i/  ̄`  -ヽ
        _,,,,            <Yト/ //     、 ヽ  _,>,べヘ、       サンタローズ村に行くんですか?
   .  くYi廾ーァ-rぅァ、   く\ }N i'_/,.イ/! } } i |rベ >' K       了解です。
     :辷Y,〈 {.〃ー- ..__ _,ィ二_{{| lィfト、ノ}ムL,ノいリ.} {_,レ'⌒ '
          ^ヘ.|ト-,、._   i   ___゙l ド┘ , {;ソ>;メイムレ'´
   .           `¨    ̄\〃⌒l ト、 i'ァ _,.ィ|  |
                _. ィ-「ドIr'^∨辷匸___丿} .|
                _ /|  入ヽヽ≧x__,∠_   j/



    〃                 i,
   r'   ィ=ゝー-、-、、r=‐ヮォ.〈
   !  :l      ,リ|}    |. }                          ┏
.   {.   |          ′    | }                            俺は仲間たちを呼んで、
   レ-、{∠ニ'==ァ   、==ニゞ<      …今からかい?
   !∩|.}. '"旬゙`   ./''旬 ` f^|                            軽く事情を話した。
   l(( ゙′` ̄'"   f::` ̄  |l.|      ま、いいけどね。
.    ヽ.ヽ        {:.    lリ                             仲間たちは一も二もなく賛成してくれる。
.    }.iーi       ^ r'    ,'                                                      ┛
    !| ヽ.   ー===-   /
.   /}   \    ー‐   ,イ
 __/ ∥  .  ヽ、_!__/:::|\




                                            __ \      / __
         ハ                                /    \>-―-</    ヽ
        , ' .丶                              |        (・)(・)       |
      ,. '´    ` 、           りょーかーい。          ⌒ ⌒ l |`v―v´| l ⌒ ⌒
    γ  ● ●   ヽ                                _ヽ`――´ノ _
    ..! ゝ_‐----‐_つ  .}                              \Y  ̄|| ̄ Y/
    . 丶.. ___ _ ,, .. '                                   ゙====

.

214 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/09(水) 23:42:24 ID:8uBBXKfu
これはきもいww

215 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:42:53 ID:TnyGA8Uv
1352




                 ┏
                   きっとこれが、別れになるだろう。

                   俺と、ドゾフと、ヘンリーの。
                                            ┛


      / ̄ ̄\
     / _ノ  ヽ、_ \
   . | (⌒)(⌒)  |      じゃあ…ドゾフ。
   . |  (__人__)  │
     |   `⌒ ´   |       元気で――――。
   .  |           |
   .  ヽ       /
      ヽ      /
      >     <
      |      |
      |      |                             行くおー!>





       ,.=,'´     ヽ::     " \
        / 〝         "" ヽ.
          |〝 〝      " "くヽ!
         |〝 〝,〝, 〟 、" " 、 ヽ
        |,〝 //! ∧  ト、" " ト、|
        」 _r'7ヘ_j/   >、!‐ヽ"! .| !        リュカ…?
        |「f.k━zxヽ /xz━ァ冫、! |
        ||ゞ| ` ̄ '"|.|ヽ ̄´/j〃ヽ!
        ゙=ヘ   、|」,   /=″
        /| ∧ ゙ ̄ ̄ ̄ /
       / .l/ ヽ  <7 /ヽ.
      _/   \  ヽ.'/|  \
     / |  /] |   ヽ' !    ∧
 _,.-‐'´  | / о|     |ヽ  / |`ー- 、
       |/    |\    / Y \」     \



            ┏
              寄港地ビスタに行けば、新たな土地に向かう船も出ているだろう。
                                                      ┛

.

216 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:43:46 ID:TnyGA8Uv
1353




      / ̄ ̄\
     /ヽ、_    \
   . ((● )     |       今はまだ無理だけど…
   . (ノ、__)      |
    .|⌒´       |       約束、覚えてるか?
   .  |        |
   .  ヽ      /
      ヽ     /         ―――俺の家に、遊びに来てくれるって。
      .>    <
      |     |          いつか、きっと…きてくれよな。
      |     |




            ┏
              子供の時にドゾフとした約束。

              次いつ会えるか、そもそも会えるのかどうかすら判らないけれど。
                                                       ┛




                                              `ヽミメ、 . -‐,=‐
                                           . . .-‐‐ミ i! Y i! 厶イ__
                                         ∠..., =‐- i!  i!  i! i! <´
                                          .ィ´ i!   i! i! i! i!   i! i! ヽ
                                      .  , ′i! i! i! i! i! i!  i!  i! i!.!
                                        /イ i! i! i!ィ i! i./::、 i! ト、 i! i! !
                            ああ。        /i!.//i!./::iメi/:::::::,メ、「ヽト、 i! i!j
                                        /イ i!/! /==。=、:::::.=。===:i!,...i! |
                                          j/ j/ i::`:‐:/:::::::: ー一.:´:|ir, }.|
                                             i:::::/.::::::、   .::::::|Lンii|
                                              i: `‐――一'.;.::::ハ.i! j;\
                                              、  ー ..:::::/;  ヽ:{;;;;;;;ト、__
                                            . -=''7ヘ.....:.:::::/;;; '   j;;;;;;;j;;;;;;;
                                         -‐'";;;;;;;;;;/;;;;;;ヽ .イ;;;;: '     /;;;;;;;;|;;;;;;;
                                        ;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;|:.:;;:::'    /;;;;;;;;;;;!;;;;;;




                   ┏
                     でも、十年を経て会えたんだ。

                     きっとまた、会えるにきまってる。
                                          ┛

.

217 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/09(水) 23:43:54 ID:8uBBXKfu
ああ、この男はどうして、
一人で苦労を背負い込む真似を…


218 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:44:50 ID:TnyGA8Uv
1354




                   ,ヘ
       ____      / /
      /\  /\   / /
    /( ⌒)  (⌒)\/  /      さー行くおーっ!!
   / :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
   |     |r┬-|       |
   \     ` ー'´     /         キメラの翼、お前の力を見せろおーっ!
   /          \
  /             \
 /  /\           ヽ
  /   \          ノ
 U      ヽ        ノ




             ┏
               そして俺たちは、サンタローズ村に向けてキメラの翼を使った。
                                                     ┛

             ┏
               もう残骸ばかりの建物と、ほんの僅かな人しかいない…俺の、故郷へ。
                                                          ┛


.

219 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/09(水) 23:48:08 ID:TnyGA8Uv
今回は以上です。次回こそラインハット編ラスト…です、たぶん。


>>阿部さん
考えたんですが、やっぱり阿部さん口調で行くことにしました。
その代わり、カッコいい男にしますよ。

>>177
うわっ、マジでうれしいです! DS版のDQ5もめっさおもしろいよ!

>>ヘンリー
王子の責任と義務を強く出したら、こんなのになっちゃいました。
でも、本性は今回のお話の通り。明るくて、砕けた感じの17歳の男の子なんですね。


220 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/09(水) 23:50:31 ID:8uBBXKfu
乙でした。

改めてビアンカの配役忘れてごめんよ。
教えてくれた方々、ありがとう。
一から読み直してくる…


221 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/09(水) 23:52:14 ID:EzV5EI3j

よく考えたら主人公が勇者じゃないDQって5だけか?
7以降やってないから分からんけど。


222 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/09(水) 23:52:50 ID:m1Qq4zmH



223 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/09(水) 23:59:45 ID:JZqKRxyU
乙…と言いたいところだがペロペロ


224 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:00:43 ID:C+JdFKEX
乙でした


225 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:00:45 ID:26LvgRtR
乙でした。
てか阿部さんはどこに行ってたんだ?w


226 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:01:01 ID:plloyE9K
>>190>「勝手に動くな」お!意味は判るおね!? 」
どうも違和感があるな
お!←これいらなかったり 判るかおとかで良いと思うんだけど


227 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:01:36 ID:f3Bx2fTF
乙でしたー
パパスの手紙…5を初めてプレイしたときは胸に来るものがあったなあ
今回の手紙もいい文面だ…
しかしここのやる夫にはずっと仲間でいてもらいたいぜ

>>221
勇者の血筋を重んじなくなったので、形骸化してる感じかなあ
それに職業システムが出てくるから、ある意味誰でも勇者になれるっていうかw


228 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:10:36 ID:yxMaeg0e



229 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:11:01 ID:WLUfCwgC

ドゾフが良いキャラだなあ
小説版でしか居ないよね?俺SFC版しかプレイしてないけどゲームには居なかったよな


230 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/10(木) 00:11:44 ID:K6viv+wu
乙ありがとうございます!

>>勇者
血筋や天がそうさせた的な「勇者」はドラクエ5が最後ですね。
>>227さんの仰る通りです。6以降、どうしても必要な「人間の救世主」ではなくなった感じ。

>>阿部さん何処行った
ひみつ…です。今は。

>>手紙
奥さんや世界のことを気にしつつも、基本的に息子を案じてるパパスパネェ。
(手紙の内容はほぼ小説から頂きました)



>>169さん
やらない夫は弱虫だったようですが…

おお、と頷いてしまいました。でも主人公、自分をまだ「弱虫」と思ってます。
強くなり、鍛えられた今でも。ヘンリーに任せっぱなしだったりね。


231 名前: ◆VeXhfoQdhw [] 投稿日:10/06/10(木) 00:17:59 ID:K6viv+wu
>>226さん
ありがとうございます。ヘンリーの口調は、どこに「お」を付けていいか地味に悩んでるです。
王子モードの時はあまり出さないようにしてるのもあって。むぅ。

>>ドゾフ
そうです。ドゾフは小説オリジナルキャラです。(ちょっと作者の好みもあれこれ入れてます)
小説1巻の冒頭のシーンが大好きで、登場させることに決めたのです。
あと、最近気づきましたが小説では「ドゾブ」で出ています。し、しまった―――!!


232 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:22:29 ID:KsNRBn8T
>>227
>>230
ありがとう
よく考えてみれば6も勇者ではなかったね運命には選ばれたっぽいけど


233 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:23:44 ID:f3Bx2fTF
>>231
ドゾブよりドゾフの方がなんとなく響きもいいし、いいんじゃないかなw


234 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:24:37 ID:bIx/+ioc
6主は天空勇者のプロトタイプみたいな感じだよね


235 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 00:25:47 ID:WLUfCwgC
>>231
回答thx。小説版に興味が湧いた
名前に関しては>>233が答えだと思うんだwwww


236 名前: ◆VeXhfoQdhw [sage] 投稿日:10/06/10(木) 01:21:40 ID:K6viv+wu
<<作者お詫びとお礼>>

「~お」と王子モードのときはあまり…とさっきかいたくせに、確認するとやっぱり結構使ってる。
むー。口調って、キャラに個性を与える独特なものでもあるから、気をつけないと。
ご指摘ありがとうございました。感謝しています。

今まであまり考えずに台詞をあててきましたが、精進しますので、皆様これからもどうぞよろしく。
今日は書きだめせずに寝ます。明日午前中に生ものが届くので、起きてるとマジヤバイ。



>>小説版
真面目に面白いです! おススメですよ!

今発売されてるのはいのまたむつみ先生のイラストじゃないんだね。
(確認しました)。なんで変ったんだろう?


237 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 03:52:20 ID:QTPztSnX
乙乙、乙りんこ。
パパスの手紙のくだりはいつ思い出しても目からスミス汁。
ドゾフもヘンリーも凄く良いキャラだなあ。
続きも楽しみにしております。


238 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 12:54:50 ID:rZs14101
いのまた絵じゃないのか…
サンチョの背中を叩くリュカや酒瓶を持ってる普段着のパパスさんの絵とか超格好いいのに…
イラスト集とかねえのかな…。

そういえばいのまた版ゲマの顔がワニ男っぽかったのは…


239 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 14:24:03 ID:HFz5uPgO

ヘンリーが小説より男前に感じるw

手紙の下りは初めて読んだ時に今までのリュカが頼る父親と弱い男のギャップに凄く驚いたのを思い出した……
読むの止めるどころか、最悪一人ででも探して倒れそうな男に育てといてよく書くなってw
手紙からは恋人>越えられない壁>息子って感じさせられて嫌だわ……


240 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 15:24:52 ID:hVganc+4
パパスってのは奔放な人だから…。
でも決して自分勝手な人ではないと思う。

そういえばFFⅧのラグナの人生はパパスとは対極的なんだよな…


241 名前:名前なんて無いだろ常識的に考えて[sage] 投稿日:10/06/10(木) 15:41:04 ID:GpiB5Y4l
パパスもまさか息子が6歳の時に死ぬとは考えてなかっただろうしな

いつか自分が先に死ぬとは考えていただろうけど、
もうちょっと大きくなって、もっと色々教えてからだと思っていたんじゃないだろうか


242 名前: ◆VeXhfoQdhw [sage] 投稿日:10/06/10(木) 23:28:03 ID:K6viv+wu
こんばんは。これから書きだめする気の作者です。今日の朝は辛かった…。

>>238
いのまた先生のドラクエ画集なら、以前出てました。買ったのに、どこかにやってしまって
ひとしきり後悔。5の新規のイラストはなかった気がしますが(何故だ)


>>パパスの手紙
個人的感想を、誤解を恐れずに言うならば、パパスは「愛に生きる人」だと思います。
スイーツ(笑)じゃなく、「恋愛」じゃなく、「愛」ね。

過去編でも書きましたが、作者はパパスを「不器用な優等生」としてます。
何でもこなせるし、集中力はすごいし、極められるけど、一度にいろんなことができない人、
というか。(意識を軽くして分散できない)

マーサに対する感情も、息子に対する感情も、次元が違うだけで、同じじゃないかな。

息子には力強く賢くなってほしい、だから鍛える。
妻は誰よりも愛している存在だから、探し続ける。

パパスの中では、きっと矛盾してないんじゃないかな、と思ってます。
ひとつのことしかできないから、自身の持つ大きな「責任と義務」を放り出してでも
マーサを探す旅に出た…みたいに。



後、手紙を書いたのがいつなのか、ってのは多分公式化されてないんじゃないかと思うんですが…
なんとなく、ラインハットに行く直前じゃないかなと予想してます。いつか、その話をかけるといいと思ってます。


243 名前: ◆VeXhfoQdhw [sage] 投稿日:10/06/10(木) 23:39:13 ID:K6viv+wu
むぅ、自分の書き込みを見てもうまく説明できてない。

お気になさらずに。


妻に向ける愛情と子に向ける愛情は同じ比率でも次元が違う、と書きたかっただけなのです。




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